脳疲労チェック②ストレス編

ストレスって何だろう

「ストレス」という言葉の意味を調べると、「生体に、外傷・中毒・寒冷・伝染病・精神的緊張などの刺激が加わった時、生体の示す反応。俗に精神的緊張」とあります。元々は物理学の分野で使われていたもので、物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態のことを言います。

私、ストレスなんてありません！ストレス感じません！という方もたまにいらっしゃいますが、生きている限りなんらかのストレスを感じることは当たり前のごく自然のことかもしれません。

なので、ストレスはあって当たり前という前提でお話しすると、ストレスをなくすということを目指すより、ストレスとどう付き合っていくか、そして、どう向き合っていくかが大事なのかなと思います。

大きなストレスと小さなストレス

みなさんは、今何かストレスに感じていることはありますか？

すぐにパッと思いつくストレスは、常に嫌だなーと感じていたり、苦手だなとか、やりたくないなとか、困ったなと感じている大きなストレスじゃないかなと思います。

ストレスは、「これが私のストレス」と認識することで、その時点で少し負担が軽くなります。

私が今日お伝えしたいのは、大きなストレスではない、日々の小さなストレスです。

意識しないと自分でもストレスだと見逃してしまうようなことです。

健在意識ではストレスだと思っていないけど、潜在意識ではストレスだと感じていることを探してみてください。

意外と出てこなかったりします。

小さいから、気付いても「ま、いっか」と見逃したり、イライラしたままにしてしまうことありませんか？

でも、この小さなストレスが積み重なって積み重なって、、心が疲れたり、脳が疲れたりしていきます。

ストレスとの向き合い方

先日お茶会で、このテーマでみんなそれぞれ自分が感じる小さなストレスを出し合ってみたんです。

一人の方が「旦那さんの洗濯物の畳み方が気になって、結局自分で畳み直すんです」と仰って、「わかるー！」と周りの方から共感の声が上がっていました。

ここで面白いなと感じたのは、周りの方で「それ分かる！」と、言われたら分かるけど自分ではそれが小さなストレスだと気付いていなかったということです。

今までは気づかずにそのことにイラっとしていたことを、これって私の小さなストレスなんだって気付いてあげると、多分それだけで、ストレス度合いが減ります。

例えば、暑い・寒いを感じることもストレスです。このように生きていく上で、避けることが困難なストレスもたくさんありますね。

前から人が歩いてきて、避けようと思ったら相手も同じように避けてぶつかりそうになって、また避けたらまたぶつかりそうになって、、なんて経験ないですか？あー、もうイライラするってなりますよね。

急いでいる時に信号が赤信号で引っかかることもストレスです。何だか今日はタイミングが悪いなーなんて思ったりしませんか？

でもこれも、自分の心の余裕、時間の余裕によって捉え方も随分変わってくるように思えます。

例えば、前から歩いてきた人とそんなに何度も同じ方向に避けるなんて、見方によってはとっても気が合うのかもしれません。ドラマなら恋の始まりの出逢いのシーンですかね？？

赤信号で引っかかっても、時間に余裕があれば、ちょっとした休憩タイムだなーって思えます。

ストレスを減らして、こころと脳に余裕を持たせる

ストレスもマイナスな面ばかりではありません。

ライバルがいることはストレスでもあり、活力にもなります。

責任のある仕事もストレスですが、やりがいです。

言うことを聞かない子どもの子育ても、生きがいです。

ストレス自体を、意識して変換させることも大事ですね。

あとは、ストレスを減らしたり無くせるものは、その解決策を考えてみましょう。

先ほどの「旦那さんの洗濯物の畳み方が気に入らない！」という問題も、夫婦で話し合って、「洗濯物は私が畳むからね！」と決めてしまえば、旦那さんも「畳まなくてラッキー」となるかもしれません。そうすると、お互いがハッピーですよね。

諦めることや手放すこと、認めること許すことも大事です。

そうやって一つ一つの小さなストレスに向き合うことで、心に余裕ができます。

心に余裕ができて感情が解放されると、脳が穏やかになり、脳疲労が軽減されますよ。

脳疲労が軽減されるということは、脳がイキイキと本来の働きができるということです。

脳を必要以上に疲れさせていませんか？

ぜひ、小さなストレスに向き合ってみてくださいね。